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BLACK SWAN MOMENTS 09/13

F1 GTR CONQUERS Le MANS

F1 GTR、ル・マンを制圧

 

「ロードカーのレース参戦だった」
   レイ・ベルム、McLaren F1 GTRドライバー

 

McLaren F1は、公道での最高のスポーツ・カーとなることを目指してデザインおよび製作されました。しかし、そのクルマのデビューから2年後に、新たなブラック・スワンモーメントの主人公となり、全時代を通じてもっとも伝説的なレース・カーの1つになるとは、チームは思いもしませんでした。

McLaren F1のレース用のデザインと技術を積極的に採用しているものの、デザイナーのゴードン・マレーには、究極のドライバーズ・カーのサーキット対応バージョンを作るつもりはありませんでした。マクラーレンの考えは、F1はロードカーであり、レースはFormula 1™サイドのビジネスであるというものでした。

F1のオーナーであり、レーシング・ドライバーでもあったレイ・ベルムがそのクルマのポテンシャルに着目し、ロン・デニスに自身のクルマをレース仕様に変えて欲しいと頼むまで、サーキット向けバージョンを作るという発想はありませんでした。ロンは、既存のモデルを変更するというレイのアイデアには乗り気でなかったので、カスタマーがもう2人見つかれば、ファクトリー・カーを提供すると申し出ました。レイがカ同調者を見つけるにはそれほど時間はかからず、F1 GTRのプロジェクトが開始されました。


他の多くのレース専用車やプロトタイプとは異なり、F1 GTRは、その設計思想と目的からして、ロードカーを少し変更したものに過ぎませんでした。車体には若干の変更と大きなアジャスタブル・ウイングを加え、車内にはレーシング・ケージが全面に取り付けられたほか、エンジニアたちはカーボン・ブレーキを追加しました。中央のシート・ポジションやディヘドラル・ドアといった、このクルマのアイコニックな特徴の多くは、予備のギアボックスも含めて、そのまま残されました。実際にはロードカーよりパワーは落ちていましたが、馬力制限のあるレース規則のおかげで、600bhpと全体の大幅な軽量化が有利に働き、GTRは他の陣営にとって強力なライバルとなりました。

 

1995年6月17日、7台のF1 GTRが第63回ル・マン24時間レースに参戦しました。グリッドには他にも41台のクルマが並び、その多くは実績あるレースカーでした。当時は、ルマン・プロトタイプであるCourage C34が、この歴史的レースの本命とされていました。


どのような耐久レースでも、信頼性がカギであり、コンセプト・カーにはそのようなものは期待できませんでした。F1としてマクラーレンが生み出したものは、Formula 1™での原理を応用してデザインおよび製作され、テストを積み重ねた信頼できるロードカーでした。このとき初めて、マクラーレンは、レースカーとロードカーの技術を融合したクルマを送り出しました。ハイパフォーマンスなマシンはFormula 1™やルマン・プロトタイプの世界だけではなく、ロードカーにも登場したのです。

ちょうど24時間後、マクラーレンは、どの新規参入のマニュファクチャラーも成し遂げることができなかった快挙を達成しました。さらに言えば、その快挙は以降も達成されていません。レースで優勝しただけでなく、F1 GTRは表彰台を独占し、上位5位のなかに4台のクルマが入りました。魔法のような24時間のうちに、その世代最高のスーパーカーが、現代でもっとも成功した英国製レースカーとなり、新たなブラック・スワンモーメントの主人公となったのです。

F1以降のマクラーレンのあらゆるロードカーは、同じ精神を受け継いでおり、スポーツ・シリーズを通じて、それらの原理を初めてスポーツカー・マーケットにも導入されることになります。