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BLACK SWAN MOMENTS 05/13

McLAREN M6GT

多くの人にとって、マクラーレンと言えばその初めての究極のロードカーであるF1が思い浮かぶことでしょう。しかしながら、ル・マン24時間レースでの大逆転勝利を導いただけでなく、マクラーレンの精神すべてを形作った車はそれよりはるか前に誕生していたのです。

 

Can-Amチャンピオンシップで初優勝を果たしたM6Aの大成功に続き、チームは1969年のグループ4カテゴリーへの参入計画を発表しました。これはフェラーリやポルシェ、アルファロメオなどの老舗メーカーが参加する、ペースの速い華やかなレースでしたが、マクラーレンにとって最も重要であったのは、この競争がグランドツーリングカーであったことです。この分野に参入するためのブルースと彼の率いるチームの任務は、初めての公道仕様の車を作ることでした。これは小さなレーシングチームにとっては予想をはるかに超える挑戦となりました。

彼らの多くのプロジェクト同様、妥協は一切なく、ブルースは究極を目指しました。世界最速、かつ最高の加速性能を持つロードカー。これは単にホモロゲーションを取得することではありませんでした。ブルースが目指したのは、彼のレースチームを本格的なスポーツカーメーカーへと成長させることでした。

こうして生まれたのがM6GTです。

 

Can-Amでの優勝車をベースに、スチール製バルクヘッドにアルミパネルのモノコック構造、重量はクラシックミニとさほど変わらない約800kg。0~100mph加速8秒、165mphを超えるトップスピードを引き出すのは、アル・バーツがチューニングした370bhpのシボレー製5.7リッターLT1エンジン。スペアの積載が事実上不可能なほどリアホイール幅を広くし、ラゲージスペースはほぼゼロに。ブルースは、チャンピオンシップで勝利を収めたレーシングカーと肩を並べるロードカーを開発しました。M6GTは公道仕様のボディを持つ正真正銘のレーシングカーでした。

しかしマクラーレンにとってM6GTが‘ブラック・スワン’モーメントである理由は、その優れた性能ではなく、M6GTの基となる原理と、卓越性への飽くなき欲求です。マクラーレンは大手メーカーと肩を並べ、そのレーシングカーの実績を活かして頂点を目指したのです。

 

悲しいことに、1970年、ブルースの死と共にM6GTプロジェクトは終わりを迎えます。製造されたプロトタイプはわずか3台、考えようによっては4台でした。しかしながら、マクラーレンを正真正銘のスポーツカーメーカーにするというブルースの野心が忘れ去られることはありませんでした。M6GTの開発に込められた熱意と精神はマクラーレンで今もなお受け継がれています。マクラーレン・スポーツシリーズの発表により高性能ロードカーのラインナップ完成を間近に控え、45年の時を経て、ブルースのビジョンは遂に現実のものとなります。